コンプレッサー中古導入の成功術!選び方・メリット・注意点を完全解説
新品では予算が厳しい…でも性能は妥協したくない。そんなとき選択肢となるのが「中古コンプレッサー」です。
実は、中古市場には信頼できる機種や高年式モデルも数多く出回っており、コストを抑えつつも十分な性能を確保できるケースがあります。
今回は、コンプレッサーの中古販売について、選び方・メリット・デメリット・注意点まで、機械設備の専門家がわかりやすく解説します。
目次
中古コンプレッサーとは?
中古コンプレッサーとは、他の企業や現場で使用された後、買取やリースバックなどを経て再販される圧縮機のことです。
多くは専門業者が整備・点検・清掃を行ったうえで販売されており、すぐに稼働可能な状態で出荷される場合が一般的です。

中古コンプレッサーのメリット
① 初期導入コストを大幅に削減できる
新品の半額以下で購入できるケースも多く、設備投資のコストダウンに直結します。
② 即納が可能なケースが多い
中古機は在庫販売が基本のため、短納期で導入したい場合にも対応しやすいです。
③ 定番モデル・安定稼働機が手に入る
過去に多くの実績を持つ信頼性の高いモデルも多く、安心して使える中古機が選べます。

中古コンプレッサーのデメリット・リスク
① 寿命や使用履歴が不透明な場合がある
使用時間やメンテナンス状況が不明なまま販売されているものもあり、故障リスクや性能劣化に注意が必要です。
② メーカー保証がない
中古品はほとんどの場合、新品保証や長期保守契約の対象外です。
そのため、導入後のトラブル対応は自社または販売業者に依存します。
③ 最新機能や高効率機とは差がある
インバーター制御や省エネ対応など、最新のテクノロジーが搭載されていない場合もあるため、用途によっては新品の方がコストパフォーマンスが高いこともあります。

中古コンプレッサーの選び方!チェックポイント5選
チェックポイント | 内容 |
① 使用時間 | 総運転時間が少ない方が望ましい |
② 整備履歴 | オーバーホール・メンテ履歴が明示されているか |
③ 製造年・型式 | 10年以上前のモデルは要注意。消耗部品の供給も確認 |
④ 動作保証 | 最低限の動作保証(例:1ヶ月)がある販売業者を選ぶ |
⑤ 販売元の信頼性 | 専門業者・実績のあるリユース業者を選ぶのが鉄則 |
中古と新品、どちらを選ぶべき?
項目 | 中古コンプレッサー | 新品コンプレッサー |
導入コスト | ◎ 安い | △ 高い |
信頼性・保証 | △ 限定的 | ◎ メーカー保証付き |
最新技術 | △ 非対応が多い | ◎ 高性能、省エネ機種あり |
納期 | ◎ 即納が多い | △ 納期がかかることも |
保守性 | △ 部品供給が心配 | ◎ サポート体制が万全 |
結論として、小規模現場や補助用、予備機として使うなら中古、主力機・長期稼働を求めるなら新品が適しています。

まとめ:中古コンプレッサーは「見る目」があれば賢い選択肢
中古コンプレッサーは、コストを抑えつつ必要十分な性能を確保できる「現実的な選択肢」です。
ただし、購入前のチェックや信頼できる販売業者の選定が非常に重要になります。
「安かろう悪かろう」ではなく、「状態が良くてコスパの高い1台」を見極められれば、大きな設備投資効果を得ることができます。
弊社もヤフオクに中古機を多く出品しております。
気になることがありましたら是非お問い合わせください。