リモート監視・IoTによる稼働状況の見える化
shimizu-kikaiリモート監視loTとは、対象物から離れていてもリアルタイムで監視できる技術です。
リモート監視によって業務の効率化やコスト削減に繋がるため、製造業やインフラ、エネルギー分野で多く導入が進んでいます。
この記事では、リモート監視によるメリットや導入事例などを紹介します。
なぜ稼働状況の「見える化」が重要なのか
コンプレッサーをはじめとする機械設備は、目に見えないロスやトラブル要因を抱えています。
- 「圧力や流量は安定しているのか？」
- 「稼働率にムダはないか？」
- 「故障の兆候を見逃していないか？」
従来は定期点検や現場巡回に頼っていましたが、これでは突発故障を完全に防ぐことは困難な為、IoTによるリモート監視が有効になってきます。
IoT監視の仕組み
センサーでデータ収集
圧力、温度、電流、振動などを常時測定
クラウドやローカルサーバーに送信
通信ネットワークを通じてデータを蓄積
可視化・分析
PCやスマートフォンでリアルタイムに監視
異常値が出た場合はアラート通知
これにより、24時間365日の稼働監視が可能になります。
導入メリット
トラブルの予兆検知
振動や温度の異常値を検出し、故障の前兆を早期に発見。
→ 突発停止を防ぎ、生産ラインの安定稼働につながる。
保守点検の効率化
実際の稼働データに基づき、必要な時にメンテナンスを実施。
→ 「時間基準」から「状態基準」の保守に移行でき、ムダを削減。
エネルギーロスの見える化
電力消費や圧力変動を把握することで、無駄な空気漏れや過剰運転を発見。
→ 電気代削減に直結。
※空気漏れによる損失量とコストについての記事はこちら
リモートでの安心管理
現場に行かなくてもスマホやPCで確認でき、働き方改革や人員不足対策にも効果的。
活用事例
- 食品工場：空気圧が下がる兆候を事前に検知し、製造ライン停止を未然に防止。
- 自動車部品メーカー：IoTデータを分析し、電力消費を削減。
- 中小工場：限られた人員でも複数台のコンプレッサーを一括監視し、点検効率を向上。
弊社でも、お客様のコンプレッサー状態が見れる様になっているので
異常が出ていないか、定期点検日が近づいていないか等を随時確認しています。
まとめ
リモート監視・IoTによる稼働状況の見える化は、
- 安定稼働（突発故障の予防）
- 省エネ（電気代削減）
- 効率的な保守（点検コスト削減）
の三拍子を実現できる取り組みです。
これからの工場設備管理は「経験と勘」だけでなく、データに基づいた運用が求められています。
コンプレッサーの更新や省エネ投資のタイミングで、IoT導入を検討することをおすすめします。
リモート監視できる機種を知りたい、実際どのように見える化できるのか知りたい等、
気になることがありましたら是非お問い合わせください。
