高圧・常圧コンプレッサーそれぞれについて解説!用途に応じた選び方とは?

工場などの現場で活躍するエアコンプレッサーは、用途によって必要になる圧力が変わってきます。
高圧と常圧それぞれの特徴やメリット、注意点を知ってもらい、選定の参考になればと思います。
高圧コンプレッサーとは?
高圧コンプレッサーは、一般的に1.5MPaを超える圧力で空気を供給できるタイプの圧縮機です。
特徴
・圧縮力が非常に強く、圧力損失の多いラインや長距離配管でも安定した空気供給が可能。
・主に高圧エア工具・プラスチック成形機・射出成形・ボンベ充填などに使用。
・機種によっては、水素や窒素などの特殊ガスにも対応可能。
メリット
・小型化が可能(同じ空気量でも高圧ならタンクが小さくて済む)
・高圧対応の専用機器と組み合わせることで、作業効率が大幅に向上
注意点
・高圧のため、安全対策が必須(高圧ガス保安法の規制対象となる場合あり)
・初期費用・メンテナンスコストが常圧よりも高め

常圧コンプレッサーとは?
常圧コンプレッサーは、一般的に1.0Mpa未満の圧力で空気を供給する標準的なタイプのコンプレッサーです。
特徴
・工場や作業場で最も一般的に使われているモデル
・エアブロー・塗装・エアツール・シリンダー駆動など幅広い用途に対応
メリット
・導入コストが安く、汎用性が高い
・高圧よりも機械構造がシンプルで、メンテナンス性が良い
注意点
・長距離配管や複数機器で同時使用する場合は圧力損失に注意
・高圧が必要な作業にはパワー不足になることも

高圧と常圧、どちらを選ぶべきか?
| 比較項目 | 高圧コンプレッサー | 常圧コンプレッサー |
| 使用圧力 | 1.5MPa以上 | 1.0MPa未満 |
| 導入コスト | 高め | 比較的安価 |
| 用途 | 射出成形・特殊作業など | エアブロー・工具駆動 |
| 保守 | 法規制の影響あり | 比較的容易 |
選定ポイント
・工具や設備が高圧仕様かどうか
・配管距離・設備数が多く、圧力低下が気になるか
・高圧ガス保安法の届け出が必要かどうか
※高圧(1.5Mpa)と常圧(1.0Mpa未満)の間に中圧(1.0~1.4Mpa)も存在します。
より詳しい内容を知りたい方はこちらからお問い合わせください。
まとめ:用途に応じた最適な選定を!
高圧・常圧どちらのコンプレッサーも、それぞれに適した使用シーンがあります。
導入前には、以下の点をしっかり確認しましょう。
- 使用機器の空気消費量と必要圧力
- 将来的な拡張性や安全管理の体制
- 法規制の対象となるかどうか
最適なコンプレッサー選びは、作業効率と安全性を大きく左右します。
少しでも迷うことがあれば是非ご相談下さい。

