省エネとエアー漏れの関係性
こちらの記事では『コンプレッサーのエアー漏れと省エネの関係性』について、コンプレッサー修理の専門家が解説いたします。
▮この記事を監修した人
有限会社清水機械 代表取締役 清水淳也
コンプレッサー・ポンプ・ブロワーのメンテナンスと販売を行う『有限会社清水機械』の2代目社長に2013年9月就任。
岐阜県・近隣県を中心に30年以上コンプレッサー修理を行っている。
昨今は修理・メンテナンス以外にもコンプレッサー購入のための省エネ補助金の申請支援も行っている。
◆保有資格:日立OSPライセンシー、三井コンプレッサー技士、アトラスコプコサービス技術員証、他多数
製造現場におけるエネルギーコストの実態
製造業の電力コストは急上昇しています。
高圧電気料金の平均単価は、わずか3年半で約 50%も上昇(14.33円/kWh→21.42円/kWh)しました。
製造業では電力コストが利益を圧迫し、エネルギー効率化が急務となっています。
エネルギー効率を改善することは、即座にコスト削減につながります。
出典:企業省エネ・ CO2削減の教科書
一般社団法人エネルギー情報センター「新電力ネット」
圧縮空気の10~20% は「エアー漏れ」で失われている
一般的に向上の圧縮空気の10~20%は「エアー漏れ」で失われています。
実際の工場調査では、さらに多くの漏れが見つかるケースも少なくありません。
圧縮空気配管に3mmの穴があるだけ で、年間で30万円以上の電力コストが無駄になります。
エネルギーの無駄を最小限に抑え、設備を効率的に運用するためには、年1回以上の定期的なエア漏れ点検をお勧めします。
エアー漏れが発生しやすい場所
下記のチェックリストでエアー漏れの発生箇所を確認してみましょう。
エア漏れ箇所によっては簡単に対処できるものもあります。
簡単なエア漏れ箇所特定方法としては、聴覚や手をかざす 、石鹸水などがあります。
詳しく知りたい方は是非こちらまでお問い合わせください。
エアー漏れチェックリスト
・継ぎ手
・配管
・チューブ・ホース
・器具・部材の隙間
・バルブの閉め忘れ