レシプロコンプレッサーの定期点検と整備項目

こんにちは。(有)清水機械の役立ち情報の第4回です。

今回はレシプロコンプレッサーの定期点検と整備項目をご紹介します。

コンプレッサーの性能・寿命を維持し、永く良い状態でお使い頂くために、日常の手入れが大切です。

定期的な整備・保守・点検を実施してください。一応の目安として下表に示します。

使用年数、運転時間のいずれか早い方を点検整備時期とすることをお勧めします。

〇印はお客様に実施して頂く項目になります。●印の項目については、専門知識が必要となりますので弊社にご相談ください。

点検箇所点検事項毎日の自主点検点検整備
1200H毎2400H毎4800H毎
またはまたはまたは
6ヵ月毎1年毎2年毎
油面計油量点検・補給   
ドレン抜きタンク内のドレン排出   
本体運転中異常音   
制御装置 異動振動   
エースコントローラ作動確認   
圧力スイッチ(パッケージ)作動確認   
圧力スイッチ(汎用)作動確認   
アンローダパイロット弁作動確認   
安全弁漏れ確認   
圧力逃し弁漏れ確認   
作動確認・点検   
圧力計作動確認   
空気漏れ点検確認   
吸込みろ過器フィルター清掃   
交換   
Vベルト張り調整・傷んだ物は交換   
潤滑油潤滑油の交換   
ナット・ボルト緩み点検・増締め   
フェザー弁の漏れ圧力降下確認   
インタークーラ点検・清掃   
ベルト車・モータープーリ緩み点検   
オイルセンサ作動確認・フロート清掃   
コンプレッサ全体作動確認   
空気タンク清掃・破損の有無点検   
分解点検配管内部に付着した炭化物除去   
リング・シリンダ傷・摩耗状態の点検   
フェザー弁セット傷・炭化物点検   
アンロダーピストン傷・摩耗状態、Oリングの劣化   
各ピン軸受部・玉軸受傷・摩耗状態、回転状態の点検   

注意事項

点検・整備を実施しないで運転を継続した場合、重大な事故に至る場合がありますので、必ず点検整備を行ってください。
 
また、点検整備間隔は保証時間ではありません。表にあげた時間はあくまで標準的な使用の場合です。

使用状態により下記点検時期は多少異なりますので、使用状態が過酷な場合は点検間隔を短くしてください。

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