「修理屋のちょこっと為になる話」コラム

Vol.010 コンプレッサ(圧縮機)に関する「ちょこっと豆知識」その4 (ハサップ対策編)

HACCPとは、安全で衛生的な食品を製造するための管理方法です。
おもに、食中毒対策と異物混入対策に重点が置かれています。

今や、HACCPは安心安全な食品の国際基準となっています。

国内においても、2020年6月よりHACCP導入義務化の法律が施工され、経過措置期間を経て2021年6月より義務化が開始されました。

その他の食品規格改定

  • ISO22000のハザード管理に「ユーティリティ(水・空気・エネルギー)」が追加されました。
    →工業用エアーに含まれる汚染物質の食品への混入対策が必要になり、吹付や吹き飛ばしなどの添加エアーは原材料と同じと考えられます。(2018年6月19日発行)
    2021年3月初旬迄に移行審査が必要です!
  • FSSC22000の要求に以下の項目があります。
    『食品に接触する可能性がある油は食品用グレードでなければならない』
※HACCPを基に、より厳しく安全性の高い基準を設定している

このように、食品メーカーや食品機械メーカーなど、
食品に関わる業界の圧縮空気の常識も変わってきています。

圧縮空気(エアー)との関連

エアーに含まれる、ダスト・油分は異物混入として扱われます。
また、エアーに含まれる水分量によってはカビを発生させ、食中毒の原因となることがあります。
しかし、HACCPにはこれらの含有量の数値規定はないので、自社で管理基準を決めて管理をしていく必要があります。

  • エアーに含まれる異物を除去する→フィルタを取り付ける
    ・ラインフィルタ…圧縮空気中のダストを除去
    ・ミストフィルタ…圧縮空気中の油分(オイルミスト)を除去
    ・活性炭フィルタ…圧縮空気中のオイル(臭い)を除去
  • コンプレッサーをオイルフリーに替える
  • コンプレッサー用のオイルをフードグレードオイルに替える
    HACCPは、さまざまなリスクを回避するためオイルフリーのコンプレッサーを推奨しています。
    またオイルを使用する場合は、食品グレードオイルの使用が推奨されています。
  • エアーの配管方法を見直す
    ・主管路から分岐を取り出す時は管の上部から逆U字管式に取り出して、直接ドレンが流出しないようにする。
    ・主管路の最低部にドレン抜きを設置する。
    ・配管をループにして圧力を均一化し、局所的な圧力低下を防ぐ。

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