安全弁の見直し！事故を防ぐためのチェックポイント
shimizu-kikaiエアコンプレッサーは、工場や施設の要とも言える重要な設備です。
その圧縮力は強力で、適切に管理されなければ思わぬ事故を招く危険性も孕んでいます。
そこで欠かせないのが「安全弁（セーフティバルブ）」の存在です。
安全弁とは？
写真の中に安全弁が潜んでいます。
どれか分かりますか？
正解は赤丸の部分になります。
小さいですが、エアコンプレッサーにおいて重要な役割を担っています。
安全弁は設定圧力を超えた場合に自動で作動し、圧力を逃がす装置です。
圧力の過剰上昇を防ぎ、機器の破損や爆発などの重大事故から設備・人命を守る役割を果たします。
例えば、制御系のトラブルで圧力が異常上昇した場合でも、安全弁が作動すれば致命的な事態を未然に防ぐことができます。
なぜ重要なのか？
コンプレッサーは高圧ガスを扱うため、ちょっとしたトラブルでも大きなエネルギーが一気に放出されるリスクがあります。
安全弁はその「最後の砦」として機能します。
もし安全弁がなければ、配管の破裂やコンプレッサー本体の破損といった深刻な事故が起こり得ます。
また、法的にも多くの国や地域で、一定の条件下におけるコンプレッサーには安全弁の設置が義務付けられています。
定期点検の重要性
安全弁は、つねに正しく作動することが求められる部品です。
したがって、定期的な点検・整備が欠かせません。
・動作試験の実施
・バネやシールの劣化チェック
・設定圧力の確認
これらのメンテナンスを怠ると、「作動しない」「圧が漏れる」などの不具合につながることもあります。
まとめ
どんなに高性能なコンプレッサーでも、安全弁に問題があると本当の安心は得られません。
小さな部品ではありますが、その役割は非常に大きいのです。
現場の安全を守るためにも今一度、安全弁の状態を確認してみませんか？
気になることがありましたら是非お問い合わせください。
