スクリューコンプレッサーの定期点検と整備項目

こんにちは、(有)清水機械の役立ち情報の第5回目です。

今回はスクリューコンプレッサーの定期点検と整備項目をご紹介いたします。

レシプロコンプレッサー同様に、性能・寿命を維持し、長く良い状態でお使い頂く為にも日常の手入れが大切です。

定期的な整備・保守・点検を実施してください。一応の目安として下表に示します。

使用年数、運転時間のいずれか早い方を点検整備時期とすることをお勧めします。

〇印はお客様に実施して頂く項目になります。●印の項目については、専門知識が必要となりますので弊社にご相談ください。

点検箇所点検事項点検整備間隔備 考
毎日1000Hまたは 2ヶ月6000Hまたは 1年12000Hまたは 2年24000Hまたは 4年48000Hまたは 8年
各計器指示値       
モータコイル絶縁抵抗     1MΩ以下は乾燥または交換
ベアリング交換      
シロッコファン目視点検     汚れがひどい場合は早めに交換 (3000H時間ごと)
圧縮機本体ベアリング交換      
Oリング交換      
アンローダ 消耗品交換      
バキューム レリーフ交換     アンローダの内蔵品
バルブ消耗品
エアフィルタ清掃 交換 〇 (清掃)〇 (交換)    
防塵フィルタ清掃 交換〇 (清掃) ※〇 (清掃)   ※3000時間ごと交換
レシーバタンク・コンプレッサ オイルレベル点検     不足の場合は補給して下さい。
セパレータレシーバタンクドレン排出〇 (週1回)      
 コンプレッサ オイル交換     汚れがひどい場合は早めに交換
 オイルレベル ゲージ清掃 交換  ● (清掃) ● (交換)  
 給油口Oリンク点検     異常がない場合は点検後再使用可
 オイル セパレータ エレメント交換      
配管系統回収オリフィスの ストレーナ清掃      
オイルフィルタ交換      
ゴムホース点検 交換  〇 (点検) ● (交換)  
ナイロンチューブ点検 交換  〇 (点検)● (交換)   
オイルクーラ・ アフタークーラ清掃     汚れがひどい場合は早めに交換
保安装置安全弁作動確認      
プレッシャコントロールOリング 点検 交換      
バルブの消耗ピストン 点検 交換     異常がない場合は点検後再使用可
吐出空気/ 外気温センサ点検     異常がない場合は点検後再使用可
バイパスバルブ点検     異常がない場合は点検後再使用可
電磁弁交換      
ベルト張り調整 ・点検     異常がある場合は交換
交換     プーリも状態により交換

注意事項

点検・整備を実施しないで運転を継続した場合、重大な事故に至る場合がありますので、必ず点検整備を行ってください。

また、点検整備間隔は保証時間ではありません。

表にあげた時間はあくまで標準的な使用の場合です。使用状態により下記点検時期は多少異なりますので、使用状態が過酷な場合は点検間隔を短くしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です