コンプレッサーの電気代はどれくらい?kW別に徹底解説!

工場や整備工場で使用されるコンプレッサーは、設備の中でも特に消費電力の大きい機械です。
「このコンプレッサー、実際いくら電気代がかかっているのだろう?」
そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
コンプレッサーは導入費用だけでなく、長期間にわたって発生する電気代も重要なコストです。
実際、製造業では工場全体の電力消費の20~30%をコンプレッサーが占めるケースもあるとされています。
この記事ではコンプレッサーの電気代について、kW別に分かりやすく解説します。
目次
コンプレッサーの電気代の計算方法
電気代の計算方法
電気代(円)= 消費電力(kW) × 運転時間(h) × 電力単価(円/kWh)
例えば、
- 15kW機
- 1日8時間運転
- 電力単価30円/kWh
の場合、
15 × 8 × 30 = 3,600円/日
となります。
※実際には負荷率やアンロード運転の割合によって変動します。

kW別の電気代目安
今回は電力単価30円/kWh、1日8時間運転、月20日稼働で計算しています。
| モーター出力 | 1時間あたり | 1日あたり | 月間目安 |
| 3.7kW | 約111円 | 約888円 | 約17,760円 |
| 5.5kW | 約165円 | 約1,320円 | 約26,400円 |
| 7.5kW | 約225円 | 約1,800円 | 約36,000円 |
| 11kW | 約330円 | 約2,640円 | 約52,800円 |
| 15kW | 約450円 | 約3,600円 | 約72,000円 |
| 22kW | 約660円 | 約5,280円 | 約105,600円 |
| 37kW | 約1,110円 | 約8,880円 | 約177,600円 |
| 55kW | 約1,650円 | 約13,200円 | 約264,000円 |
※実負荷100%での概算値です。
「大きいコンプレッサー1台」の方が得とは限らない
現場では、
「将来を考えてワンサイズ大きい機械を入れておこう」
というケースがあります。
しかし過大な容量のコンプレッサーは、
- アンロード運転が増える
- 空転時間が長くなる
- 無駄な待機電力が発生する
ため、実は電気代が高くなることがあります。
特にスクリューコンプレッサーでは、空気を使用していなくてもモーターが回り続けている時間があり、その間も電力を消費しています。

電気代を大きく左右する3つのポイント
コンプレッサーの電気代は単純なkW数だけで決まりません。
最も影響が大きいのは次の3点です。
エア漏れ
工場内のエア漏れは想像以上に電気代を押し上げます。
小さな漏れでも24時間365日続けば大きな損失になります。
実際に省エネ診断では、エア漏れ修理だけで10~20%以上の削減効果が出ることも珍しくありません。
設定圧力
必要以上に高圧で運転すると消費電力が増加します。
「昔からこの設定だから」
という理由で高圧運転になっている工場も少なくありません。
フィルターの目詰まり
吸込フィルターやラインフィルターの詰まりは圧縮効率を低下させます。
定期交換だけでも電力削減につながります。
電気代を調べる一番確実な方法
実際の消費電力を知りたい場合は、
- クランプメーター
- 電力ロガー
- コンプレッサー監視システム
を利用するのが確実です。
最近のインバータ機では運転履歴や消費電力量を表示できる機種も増えています。
「本当に適正な容量なのか」
「エア漏れで無駄な電気を使っていないか」
を確認することで、更新時の機種選定にも役立ちます。

まとめ
コンプレッサーの電気代は、
kW数 × 運転時間 × 電力単価
でおおよその計算ができます。
例えば55kW機をフル運転すると、月20日稼働で約26万円以上の電気代になることもあります。
しかし実際には、
- エア漏れ
- 設定圧力
- フィルターの状態
- コンプレッサー容量の適正化
によって大きく変化します。
「電気代が高い気がする」「コンプレッサー更新を検討している」など、気になることがありましたら是非お問い合わせ下さい。


